summaryrefslogtreecommitdiff
path: root/runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1
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authorBram Moolenaar <Bram@vim.org>2018-07-21 05:56:22 +0200
committerBram Moolenaar <Bram@vim.org>2018-07-21 05:56:22 +0200
commita9604e61451707b38fdcb088fbfaeea2b922fef6 (patch)
tree0d7a758f4225fb7c02ba22c75b920894e890bdd5 /runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1
parent872e451e8c326d5dd3062ef621fcbf0a4c5bef78 (diff)
downloadvim-git-a9604e61451707b38fdcb088fbfaeea2b922fef6.tar.gz
Update runtime files.
Diffstat (limited to 'runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1')
-rw-r--r--runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.173
1 files changed, 32 insertions, 41 deletions
diff --git a/runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1 b/runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1
index 47688f87a..b0640cf82 100644
--- a/runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1
+++ b/runtime/doc/xxd-ja.UTF-8.1
@@ -22,8 +22,7 @@
.BR uuencode (1)
.BR uudecode (1)
-のように、バイナリデータを、メールに貼り付け可能な ASCII 形式に変換できた
-り、標準出力に出力することもできます。
+のように、バイナリデータを、メールに貼り付け可能な ASCII 形式に変換できたり、標準出力に出力することもできます。
さらに、バイナリファイルにパッチを当てるという使い方もできます。
.SH オプション
.I infile
@@ -37,8 +36,8 @@
.RB \` \- '
を指定した) 場合は、標準出力に出力されます。
.PP
-引数の解釈処理は適当なので注意してください。パラメータを取らない引数は
-最初の一文字だけチェックされます。
+引数の解釈処理は適当なので注意してください。
+パラメータを取らない引数は最初の一文字だけチェックされます。
引数の文字とパラメータの間のスペースは省略可能です。
パラメータは 10 進数、16 進数、8 進数で指定できます。
.BR \-c8
@@ -63,12 +62,12 @@
.TP
.IR \-e
リトルエンディアンの 16 進ダンプに切り替える。
-このオプションは、バイトのグループをリトルエンディアンのバイト順のワードとして
-扱います。標準のグルーピングは 4 バイトですが、
+このオプションは、バイトのグループをリトルエンディアンのバイト順のワードとして扱います。
+標準のグルーピングは 4 バイトですが、
.RI "" \-g
を使うことで変更可能です。
-このオプションは 16 進ダンプのみに適用され、ASCII (あるいは EBCDIC) 表示は
-変更されません。
+このオプションは 16 進ダンプのみに適用され、ASCII (あるいは EBCDIC)
+表示は変更されません。
このモードでは \-r、\-p、\-i は機能しません。
.TP
.IR "\-c cols " | " \-cols cols"
@@ -87,23 +86,22 @@
.IR "\-g bytes " | " \-groupsize bytes"
出力を
.RI < bytes >
-バイト (2 文字の 16 進数、または 8 文字の 2 進数) ごとにスペースで区切りま
-す。
+バイト (2 文字の 16 進数、または 8 文字の 2 進数) ごとにスペースで区切ります。
区切らずに出力するには
.I \-g 0
を指定してください。
.RI < Bytes >
の標準設定は \fI2\fP で、リトルエンディアンモードの場合は \fI4\fP 、
2 進ダンプの場合は \fI1\fP です。
-ポストスクリプト形式やインクルード形式で出力するときは、このオプションは使わ
-れません。
+ポストスクリプト形式やインクルード形式で出力するときは、このオプションは使われません。
.TP
.IR \-h " | " \-help
コマンドの説明を出力して終了する。変換は実行されません。
.TP
.IR \-i " | " \-include
-C インクルードファイル形式で出力します。入力ファイルの名前が付けられた静的配
-列の定義が出力されます。標準入力の場合は定義の中身だけ出力されます。
+C インクルードファイル形式で出力します。
+入力ファイルの名前が付けられた静的配列の定義が出力されます。
+標準入力の場合は定義の中身だけ出力されます。
.TP
.IR "\-l len " | " \-len len"
.RI < len >
@@ -135,9 +133,9 @@ infile の
.RI < seek >
バイト目 (絶対位置、または相対位置) から開始する。
\fI+ \fRは、現在の標準入力の位置から相対的な位置を示します
-(標準入力から読み込むときのみ意味があります)。\fI\- \fRは、入力の終わりから
-の文字数を示します (\fI+\fR と同時に指定した場合は、現在の標準入力の位置から
-手前の位置を示します)。
+(標準入力から読み込むときのみ意味があります)。
+\fI\- \fRは、入力の終わりからの文字数を示します
+(\fI+\fR と同時に指定した場合は、現在の標準入力の位置から手前の位置を示します)。
\-s 引数を指定しなかった場合は、現在のファイル位置から開始されます。
.TP
.I \-u
@@ -149,21 +147,20 @@ infile の
.PP
.I xxd \-r
では行番号の評価に関しての暗黙のルールがいくつかあります。
-出力ファイルがシーク可能なら、各行の行番号が順番通りに並んでなくても構いませ
-ん。位置が飛んでいても重なっていても大丈夫です。その場合、次の位置に移動する
-ために lseek(2) が使われます。
-出力ファイルがシーク不可なら、「隙間」だけが処理可能です。隙間は null バイト
-で埋められます。
+出力ファイルがシーク可能なら、各行の行番号が順番通りに並んでなくても構いません。
+位置が飛んでいても重なっていても大丈夫です。
+その場合、次の位置に移動するために lseek(2) が使われます。
+出力ファイルがシーク不可なら、「隙間」だけが処理可能です。
+隙間は null バイトで埋められます。
.PP
.I xxd \-r
は不正な入力をエラーにしません。ゴミは静かに読み飛ばされます。
.PP
16 進ダンプを編集するときは注意が必要です。
.I xxd \-r
-は必要な桁 (\-c 引数参照) だけ 16 進データを読み込んで、行の残りを無視しま
-す。つまり、ascii (または ebcdic) を示している列への変更は無視されます。
-xxd \-r \-p でプレーン形式 (ポストスクリプト形式) の 16 進ダンプを元に戻す場
-合は、列の数は影響しません。
+は必要な桁 (\-c 引数参照) だけ 16 進データを読み込んで、行の残りを無視します。
+つまり、ascii (または ebcdic) を示している列への変更は無視されます。
+xxd \-r \-p でプレーン形式 (ポストスクリプト形式) の 16 進ダンプを元に戻す場合は、列の数は影響しません。
2 桁の 16 進数と認識できるものはすべて変換されます。
.PP
\fI% xxd \-i file\fR
@@ -177,19 +174,16 @@ xxd \-r \-p でプレーン形式 (ポストスクリプト形式) の 16 進ダ
.I xxd \-s +seek
.IR "xxd \-s seek" ,
-の違いは、lseek(2) を使って入力を "巻き戻す" かどうかです。'+' が意味を持つ
-のは、入力が標準入力で、xxd が起動されたときに標準入力のファイル位置がファイ
-ルの先頭ではなかった場合です。
+の違いは、lseek(2) を使って入力を "巻き戻す" かどうかです。'+' が意味を持つのは、入力が標準入力で、xxd
+が起動されたときに標準入力のファイル位置がファイルの先頭ではなかった場合です。
以下の例が分かりやすいかもしれません (もっと混乱するかも!)...
.PP
-`cat' が既に標準入力を終わりまで読んでいるので、読む前に標準入力を巻き戻す必
-要がある。
+`cat' が既に標準入力を終わりまで読んでいるので、読む前に標準入力を巻き戻す必要がある。
.br
\fI% sh \-c "cat > plain_copy; xxd \-s 0 > hex_copy" < file\fR
.PP
ファイル位置 0x480 (=1024+128) 前方から 16 進ダンプする。
-`+' は 「現在地からの相対位置」を意味するので、dd が 1k 処理した後から、さら
-に `128' 進めます。
+`+' は 「現在地からの相対位置」を意味するので、dd が 1k 処理した後から、さらに `128' 進めます。
.br
\fI% sh \-c "dd of=plain_snippet bs=1k count=1; xxd \-s +128 > hex_snippet" < file\fR
.PP
@@ -198,8 +192,7 @@ xxd \-r \-p でプレーン形式 (ポストスクリプト形式) の 16 進ダ
\fI% sh \-c "dd of=plain_snippet bs=1k count=1; xxd \-s +\-768 > hex_snippet" < file\fR
.PP
このような使い方はあまりしませんし、`+' を使うこともほとんどないでしょう。
-\-s を使うときはいつでも、strace(1) や truss(1) を使って、xxd の働きをチェッ
-クすることをお勧めします。
+\-s を使うときはいつでも、strace(1) や truss(1) を使って、xxd の働きをチェックすることをお勧めします。
.SH 例
.PP
.br
@@ -233,8 +226,7 @@ xxd \-r \-p でプレーン形式 (ポストスクリプト形式) の 16 進ダ
.br
.br
-この man ページの先頭から 120 バイトを一行に 12 オクテットずつ 16 進ダンプす
-る。
+この man ページの先頭から 120 バイトを一行に 12 オクテットずつ 16 進ダンプする。
.br
\fI% xxd \-l 120 \-c 12 xxd.1\fR
.br
@@ -301,8 +293,7 @@ xxd.1 の日付を修正する。
000fffc: 0000 0000 40 ....A
.PP
一文字の 'A' からなる 1 バイトのファイルを作成する。
- '\-r \-s' の後に指定した数値がファイル中の行番号に加算され、結果、余計なバ
-イトが飛ばされる。
+ '\-r \-s' の後に指定した数値がファイル中の行番号に加算され、結果、余計なバイトが飛ばされる。
.br
\fI% echo "010000: 41" | xxd \-r \-s \-0x10000 > file\fR
.PP
@@ -319,8 +310,8 @@ xxd.1 の日付を修正する。
\fI:'a,'z!xxd \-r\fR
.PP
.B vim(1)
-の中から xxd をフィルタとして実行し、
-16 進ダンプされた行を元に戻す。戻したい行にカーソルを移動して:
+の中から xxd をフィルタとして実行し、16 進ダンプされた行を元に戻す。
+戻したい行にカーソルを移動して:
.br
\fI!!xxd \-r\fR
.PP